PCJC2018に参加してきました!①

【私と「パーマカルチャー」の出会い】

事例紹介の様子
カンファレンスのテーマ
カンファレンスの様子

私が最初にパーマカルチャーと出会ったのは、大学で雑木林の文化についての卒業制作をまとめている時のことです。指導教官から緑の本を紹介されました。パーマカルチャーを学ぶ人にとって最も有名な本だと思います。その時は読もうとしてもなかなか理解できず、軽く全体を通して見ることくらいしかできなくて、その本は私にとって「いつか読破したい本」になっていました。その緑の本『パーマカルチャー—農的暮らしの永久デザイン—』は、結局今でも読破することができていません。

それでも、あれから18年経つ間に、私はパーマカルチャーに関心を寄せ続け、私なりに歩み寄ってきたつもりです。

まず2013年に北海道伊達市にある《ひびきの村》で開催された「第1回北海道パーマカルチャーデザインコース(PDC)」に参加しました。パーマカルチャーに関わる日本の先人たちから体系的な講義を受け、パーマカルチャーデザイナーとしての基礎を学びました。

そして先月末(2018年9月30日)には、東京渋谷で開かれたPCJC 2018(Permaculture Japan Conference 2018 -Back To The Forest-/ https://pcjc2018.amebaownd.com/)に参加してきました。日本でパーマカルチャーの活動をする人たちが集まる全国会議です。二部構成で、前半は、マルシェやワークショップ,全国のパーマカルチャーの事例紹介など。後半はカンファレンスが行われました。

私はこのイベントに参加することで三つの収穫がありました。一つ目は、第1回北海道PDCの講師の一人であった設楽清和さん(NPO法人パーマカルチャーセンタージャパン代表)を始めとする、パーマカルチャーに関わる仲間たちと再会できたこと。二つ目は、四井真治さん(株式会社ソイルデザイン代表取締役)と会えたこと。四井さんとはFacebook上で6年前に知り合ったのですが、現実世界ではまだお会いしたことがなかった方です。今回どうしてもご挨拶がしたいと思っていました。三つ目は、日本のパーマカルチャーがどこに進もうとしているのかわかったことです。

野点(のだて)って何だろう?

野点 野点

「野点(のだて)」とは、主に抹茶をいれて楽しむ、野外で開催されるお茶会のことです。
抹茶を飲む前にお湯を入れて茶筅でかき混ぜることを「お茶を点(た)てる」といいます。「野点」は「野で(抹茶を)点てる」の意味だと考えるとわかりやすいのではないでしょうか。
場所は、動画のような森の中はもちろん、もっと身近な公園、原っぱ、河川敷など、どこでも楽しむことができます。
しかも、茶道には細かいお作法があると思って身構えてしまう方もいらっしゃると思いますが、野点はそういった作法が簡略化されており、気軽な気持ちで楽しむことができるのです。

「野点」を画像検索すると、上のように、赤い野点傘を立て、赤いフェルトの敷物を敷いて、簡略化しているとは言っても、結構きっちりやっている写真が多いのですが、山には大きな道具は持っていけませんし、山に和服を着て行くと大変危険です。わたしたちが山で実施する「旅野点(たびのだて)」は、必要最低限の道具だけを準備します。山に行く時は、歩きやすい靴と服装で行くようにしましょう。

旅野点(たびのだて)
サービスページ(HP): http://動く専門旅行会社yah.jp/service/tabinodate/
動画: https://www.youtube.com/watch?v=KPaHfugeOik&t